外断熱工法住宅でFC展開するイザットハウス(東京都新宿区・大宮健次代表)は加盟店を集めた全国大会を開き、新年度の経営方針を示した。
大宮代表はあいさつの中で、団塊の世代が定年を迎える2007年から住宅取得者の主体が団塊ジュニア世代に移り、全体としての住宅需要は伸びるとした。一方近年の消費者ついて、衝動に流されず一呼吸おいてから買う「スロー消費」や、インターネットなどを使って価格や性能を比較した上で購入する「チェック消費」が浸透していると指摘。住宅については検討から購入に至るまでに2〜3年かかるケースが多いとした。このため、2007年からの住宅需要の増加に対応するには、いまからファンづくりに力を入れることの重要性を強調した。
取締役の安藤剛氏は、インターネットがマーケット動向への影響を強めていることを考慮し、自社ホームページを再構築すると発表した。同社が自社ホームページのアクセス分析を行った結果、加盟店紹介のページ、加盟店が施工したお宅を訪問するページ、加盟店ホームページへのリンク、という流れが見えたという。さらに、お宅訪問やイベント告知が充実している店舗へのアクセスが多く、問い合わせも多いことが分かった。
分析をもとに安藤氏は「他のFCでは加盟店を直営店のようにみせるため、加盟店独自の情報はださない。我々は逆に加盟店の独自情報ページを充実させ、加盟店と本部の強い連携を伝えることで、消費者の方にダブルの安心感を与えたい」と説明した。
大会ではこのほか新商品の予告も行った。イザットハウスの特徴である小屋裏利用を活用した「隠れ家のある家」や、ガルバリウム鋼板と太陽光発電モジュールを一体化した屋根材(JEF鋼板+シャープ)を採用し、外断熱とオール電化設備の機能を備えた「自給自足の家」などを紹介した。
■イザットハウス TEL:0800-100-1310
【ホームページ】
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