木造の最強耐力壁を決める大会「壁―1グランプリ」が9月14日~16日の3日間、ものつくり大学(埼玉県行田市)で開催された。当日、300人が来場し、15チームが独自の木造耐力壁の強度を競った。今年は、耐力壁「G-WALLS」で三井ホームGT(三井ホーム)が2年連続でトーナメント優勝。耐力壁「匠格子」でアキュラ・チーム匠(アキュラホーム・東京大学木質材料学研究室・篠原商店)が2年連続で総合優勝した。
壁―1グランプリは、各チームがその場で独自の木造耐力壁を組み立て、油圧ジャッキで引っ張り合い、対戦する。対戦に勝利した耐力壁がトーナメントで勝ち進み、トーナメント優勝チームを決定する。また、耐震性や加工、施工、コスト、環境負荷、デザイン性のすべての観点で優れた耐力壁に対して総合優勝チームを決める。
耐震部門賞はアキュラ・チーム匠、デザイン部門賞はものつくり大学小野研究室、加工・施工部門賞は三井ホームGT、環境部門賞はものつくり大学小野研究室、審査員特別賞は指定応力団・網中組(東京大学・網中木材)、ベストフォト部門賞は稲井田直哉氏、オーディエンス部門賞はアキュラ・チーム匠となった。
「2回目となる今回は、前田建設工業など非住宅の中大規模の木造施設建設を進める企業の参加が目立った」と壁―1グランプリ実行委員会の落合陽実行委員長は語った。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。