パナソニック(大阪府門真市)と社会課題解決に向けた先進的まちづくりの取り組みを進める13社は、大阪・吹田市の同社工場跡地を活用した「Suita サスティナブル・スマートタウン」のまちづくり構想を策定した。パナソニックが進める同構想の第3弾プロジェクトで、関西地域初展開となる。テーマは健康。敷地面積2.3haに、ファミリー分譲マンション・シニア分譲マンション・単身者共同住宅・ウェルネス複合施設・複合商業施設・交流公園で構成される。
ウェルネス分野では、それぞれの世代を支援する教育・医療福祉サービスを提供し、生活者のくらしに寄り添った最適なタウンサービスを最適なタイミングで提供するための基盤「Suitable Town Platform」を異業種協業で実現していく。
具体的には、行動センシング技術を応用した認知症の早期発見や予防・緩和など、タウンデータを活用した新しいサービスづくりを進めるほか、健康まちづくりを支える建築コードの策定とそれに基づく空間創出も図る。
エネルギー分野では、エリア一括受電・卒FIT電気の活用・非化石証書の利用などで街区全体の消費電力を実質再生可能エネルギー100%で賄う日本初の「再エネ100タウン」を目指し、住宅、EVの蓄電池や先進ガス機器の活用でレジリエンス向上を図る。セキュリティ分野では、高度な画像認識技術やロボティクス技術の積極導入等で、安心・安全とホスピタリティの両立したタウンセキュリティモデルの構築を目指す。
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