アキュラホームグループ(東京都新宿区)は9月13日、災害時に電気や水を地域に供給できる住宅展示場「モラージュ菖蒲」(埼玉県久喜市)をオープンした。展示場は延床面積193m2の木造2階建て住宅で、11kWの太陽光発電と40kWhの蓄電池を搭載した電気自動車日産リーフを常設している。
災害時には、日産リーフを活用して電力を地域に提供するほか、常設手漕ぎポンプによる井戸水1人バケツ1杯分無償提供や保存した500人~1000人分の災害備蓄品の無償提供、一時避難所として展示場開放などを行う。近隣避難所マップの配布など情報提供も行う予定。
約6000 人以上(1人30分換算)への携帯電話無償充電サービスも行う。
同グループは日産自動車や日産プリンス埼玉販売は、展示場への電気自動車供給支援を含めた災害連携協定を締結。万が一災害時に、常設してある日産リーフの蓄電池が電力不足になった場合は、日産自動車から新しい日産リーフが無償提供される。
今後、久喜市とも災害連携協定の締結を検討している。また、同グループの全国各地の拠点113カ所についても同様の災害時支援施設化を進めていくことを検討している。
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