技販システム(北海道札幌市)は、いろいろな温水式暖房システムを、一元的に部屋別で温度調節することを可能にする制御システムを開発した。室温による調節だけでなく、床暖房パネルなど暖房端末から温水分配器に戻ってくる「戻り水温」を感知するセンサーにより、必要な送水温度が異なる複数の暖房装置を併用する場合でも、それぞれ適温調整ができるという。
例えば、パネルラジエーター、ファンコンベクター、床暖房などを併用する場合、通常最も低い送水温度となる床暖房が熱くなりすぎることを防ぐことなどができる。
センサーが温度の変化を感じると電動でバルブを調節する仕組み。一般的な温水分配器(温水ヘッダー)に使用できるため、分配器の選択範囲が広い。また、熱源器はヒートポンプ温水器から石油ボイラーなど幅広く対応する。
電動バルブは最大16台設置可能。価格は未定だが、工務店への引き渡し価格は、一般的な家庭向けの基本セットで10万円以内を想定している。
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