パナソニック ライフソリューションズ社(大阪府門真市)は、スイッチやコンセント、住宅用分電盤などの電設資材のさらなるIoT化と海外展開を進める。2018年度に約2000億円だった電設資材事業の売り上げを2030年までに4000億円の事業へと拡大する方針だ。特に海外市場での売り上げを伸ばす。また、住宅新築着工が減少する中で非住宅市場の堅調な推移を予測し、今後、非住宅市場への展開も積極的に行う。
12月21日には、住宅のIoT化に対応したスイッチ「アドバンスシリーズ リンクモデル」の新製品を発売する。スマートスピーカーでOFFから調光状態でONすることが可能になったほか、スイッチに調光レベルを5段階表示するインジケータ機能を追加した。
国内トップシェアの住宅用分電盤では、太陽光発電システム対応の住宅分電盤「スマートコスモ」を発売。同社のHEMSシステム「AISEG2」との連携により、EV充電量の確認や充電制御が可能になった。また、震度5強以上で主幹ブレーカーを自動OFFにする感震ブレーカーもリニューアルし、さらに小型化、施工性を向上させた。感震ブレーカーの設置率は1%未満といい、同社では今後感震ブレーカーの普及にも力を入れていく。
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