一般財団法人家電製品協会(東京都千代田区)は、スマートマスター資格、家電製品アドバイザー・同エンジニア資格の第37回全国統一試験を実施した。9月1日(全国22カ所)・4日(同28カ所)に実施。約1万2300人が受験した。
スマートマスターは、スマートハウスのプロフェッショナルとして、家の構造・性能に関する知識、家電製品から住宅設備、エネルギーマネジメントまで、消費者個々のニーズに合ったスマートハウスの構築を支援する資格。試験科目は、「スマートハウスの基礎」と「スマートハウスを支える機器・技術の基礎」の2科目。スマートハウスの将来性とメリットについて説明できるか、太陽光発電や蓄電池ほか主要なエネルギー関連商材について説明できるか、IoTやAI、ロボットといった新たな技術・サービスへの理解などが問われた。
家電製品アドバイザーは、家電の販売・営業系業務および接客のプロフェッショナル。試験では、消費者の商品選択、使用方法、不具合発生、廃棄などへのアドバイスを的確に行うための知識・技能が問われた。家電製品エンジニアは、家電の設置・セットアップ、トラブル対応のプロフェッショナル。試験では、ハードウェアだけでなくソフトウェアに起因する不具合も含めた総合的なソリューションを行うための知識・技能が問われた。
10月10日に受験者個人へ試験結果を通知。11月1日に公表(資格の認定・発効)。合格者には顔写真が入った資格認定証が交付される。
次回の認定試験は2020年3月に行われる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。