コラボハウス(愛媛県松山市)は、関連会社の県外進出を進める。2019年内に、大阪に関連工務店を進出させる計画をたてているほか、東北、北海道にも2021年以降、関連会社の進出を検討している。
大阪にはコラボハウスで育った社員が行き、関連会社を立ち上げていく予定。これまでにも、関連工務店グランハウス(岐阜市)やコラボハウス香川(香川県高松市)など県外進出を進めてきた。
同社は、 20代30代の施主をメインに注文住宅を年間220棟受注している。年間売り上げは50億円。平均住宅販売価格は2200万円。
現在、他県進出を支える社内体制の強化も進めている。
7月から、設計・インテリア担当の給与の評価基準を変更し、会社が定めるデザイン性の高い住宅設計をした場合、賞与が上がる仕組みとした。今までにない、バランスのいい、目を引くデザイン設計を評価対象とする。
施工管理担当も同様に、デザイン性の高い住宅を施工した場合、賞与が上がるようにした。同社の強みである、「ちょっとカッコイイ住宅」づくりを進めるための体制整備を進め、商圏の拡大につなげていく。
現在、コラボハウスの従業員数は80人で平均年齢は30歳。平均給与は750万円と、地域の設計事務所の設計士や住宅会社の営業社員と比較しても高水準。設計・インテリア担当は、現在30人、施工管理担当は15人。
基本、営業社員を取らないのが同社の方針で、設計・インテリア担当がユーザーと話をしながら住宅契約をまとめている。コラボハウスは、役付けのないフラットな組織で、積極的に若手従業員を重要なプロジェクトの担当に抜擢して自主性を尊重し売り上げを伸ばしてきた経緯がある。
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