経済産業省は8月26日の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会において、再生可能エネルギーの固定価格買い取り(FIT)制度の抜本的な見直しを検討するとして、今秋、FIT制度の改革小委員会を発足することを明かにした。
2012年に始まったFIT制度は、再生可能エネルギーの発電コストの低下など一定の成果を出した。ただ、コスト低減についても国際水準には達しておらず、国民負担の増大や系統制約の顕在化、長期安定電源への懸念という課題も明らかになった。
FIT制度は、2020年度末までに抜本的な見直しを行うことになっている。