リクルート住まいカンパニー(東京都港区)が運営する不動産・住宅情報サイト『SUUMO(スーモ)』は8月23日、「自宅の防災意識に関して」のアンケート調査の結果を発表した。東京、大阪、愛知、北海道、宮城、広島、福岡、富山、石川、福井、熊本、鹿児島の12都道府県で持ち家(一戸建て、マンション)に暮らす2400人の男女を対象としたもの。
「現在の自宅を購入する際に防災を意識したか」という質問に対し、「意識した」「少し意識した」と回答した人の割合は、マンション購入者で46.9%となり、一戸建て購入者(34.5%)に比べて10ポイント以上高い割合となった。
「現在の自宅を購入する際、防災面で意識したこと」のランキングを見ると、一戸建て購入者、マンション購入者ともに、並びは異なるものの上位5項目で同じ項目がランクインした。6位は、一戸建てが「割れにくい窓」、マンションが「居住階数」となり、それぞれにこだわれることの項目が上位にランクインした。
「現在の自宅を購入する際に防災を意識したか」という質問への回答を都道府県別に見ると、「意識した」「少し意識した」と答えた割合が一番高かった県は、台風が日本で一番多い鹿児島県(51%)だった。また、一番低かった県は、地震が少ない県といわれている富山県(28%)だった。
鹿児島の人が「現在の自宅を購入する際、防災面で意識したこと」のランキング上位10項目には、「割れにくい窓」「立地」「居住階数」など、台風による強風や浸水を意識したものが並んだ。
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