帝国データバンク(東京都港区)は8月22日、「人手不足に対する企業の動向調査(2019年7月)」の結果を発表した。建設業では、旺盛な建設需要を背景に、人手が「不足」していると回答した企業の割合が正社員(67.5%)、非正社員(33.8%)ともに拡大した。
正社員が不足している企業は全体では、前年同月比2.4ポイント減の48.5%と、高水準ながら若干の減少がみられた。業種別では「情報サービス」(74.0%)が最も高く、次いで「旅館・ホテル」「メンテナンス・警備・検査」「建設」「運輸・倉庫」などが6割以上となった。規模別では「大企業」が同0.8ポイント増の59.3%で、7月として過去最高を更新。一方、「中小企業」は同3.1ポイント減の45.9%となり、減少が目立った。
非正社員が不足している企業は同3.2ポイント減の29.8%だった。業種別では「飲食店」の80.0%が不足と感じていたほか、「小売」「サービス」業界に属する業種が不足感の高い上位10業種全てを占めた。
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