ハウスドゥ(東京都千代田区)の2019年6月期の売上高は、315億4600万円で、前年同期比40.1%増と過去最高の業績となった。特に、ハウス・リースパックやリバースモゲージなど高齢者対応ビジネス事業の売り上げが伸びたことが寄与した。営業利益は、31憶5600万円で前年同期比49.2%増、当期純利益は20憶600万円で前年同期比56.8%増となった。
不動産をあらかじめ住む期間を取り決めてハウスドゥが買い取り、売却後はリース契約をしてそのまま住むことができるシステム「ハウス・リースパック事業」の売り上げが前年同期比144.9%増。リースバック市場は競合が多くなく、テレビ・ラジオCMにより年間1万3000件を超える問い合わせがあったことなどが伸びた要因。
不動産融資事業とともに、8金融機関との提携によるリバースモゲージ保証事業も堅調に伸び、金融事業の売り上げは同53.3%増となった。ハウスドゥのリバースモゲージ保証事業は、地域において直接買い付け販売し中間マージンをとっていないので競争優位性が高く、今後はさらに拡大を図っていく方針。単独上場も狙う。
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