ソフトバンクの金融子会社ファイナンス・オール(株)は、個人向け住宅ローン・コンサルティング事業を立ち上げる。専門子会社ホームローン・コンサルティング㈱を設立し、5月から営業を開始する。すでに複数の金融機関と提携、初年度に5000件のローンの取り次ぎを目指す。
ホームローン・コンサルティングは、米国の住宅ローン仲介・販売代理業「モーゲージブローカー」をモデルとしたもの。住宅ローン借りたい顧客に対して、多数の住宅ローン商品の中から最もその顧客に適した住宅ローンを選択できるようコンサルティングをしながら、金融機関への取り次ぎも行いフィーを得る。
当面はインターネットのポータルサイトなど、ネット上で不動産情報を提供している企業と連携し、各社のサイト利用者に対して住宅ローン相談を無料で提供する。借入先の選び方、返済計画、借り換えのメリットなどについて、第三者的な「住宅ローン・コンサルタント」として無料でアドバイスする。
金融機関が提供する個人向け住宅ローンは商品数・種類が飛躍的に増加しており、住宅ローン借入希望者の約6割が金融機関の担当者や不動産会社の担当者以外の住宅ローン専門家に相談をしたいというニーズを抱えているという。
開始当初の提携金融機関は、みずほ銀行、東京スター銀行、それに系列会社のグッドローン㈱の合計4行社を予定。05年3月をめどに20社まで順次拡大していく。
■ファイナンス・オール TEL:03-6229-0816
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