SBIリスタ少額短期保険(東京都港区)はこのほど、9月1日の防災の日に合わせて実施した“地震・防災”に関するアンケートについて、調査結果を発表した。在住地域での近い将来の大地震発生、自宅への被害の可能性について尋ねたところ、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」が60.7%、「被害を受けると思う(同)」が57.7%だった。昨年に比べ、いずれも低下した。
地震ハザードマップについては、約半数が在住地域の地震ハザードマップを「確認したことがある」と回答。地震被災時の安否確認方法については、約半数が「携帯電話での通話やメール」を手段として活用すると回答。いずれも昨年の数値を上回った。「TwitterやLINE、Facebookなどのソーシャルメディア」は27.0%から36.2%に上昇。安否確認方法を「想定していない」人が昨年と比較して減少するなど、携帯を活用した安否確認手段の多様化が進んでいることがうかがえる。
自宅が地震被災した際の経済的な準備手段としては、「地震保険」が43.5%、「地震保険以外の補償」が12.2%。合わせて55.7%の人が保険補償という手段を講じていることがわかった。そのうち地震が「発生すると思う」と答えた人でみると、その合計比率は75.2%にのぼった。
現在、不安に思っている災害で最も回答が多かったのは「地震・津波」(64.5%)。次いで「豪雨・洪水、がけ崩れ、地滑り、土石流」(37.4%)となった。防災に関する知識をどこから得ているかについては、「テレビ」(71.1%)が最も多く、「インターネット」(58.9%)、「新聞」(27.4%)と続いた。
調査期間は、7月5日~11日。全国の持ち家(一戸建て・分譲マンション)に住む20代~60代の男女1116人を対象にインターネットリサーチを行った。
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