横浜市未来都市推進課「ヨコハマSDGsデザインセンター」は、住まいや暮らし方を提案するSDGsライフデザインプロジェクトとして、「SDGsハウス」の公開を8月2日から9月30日までの期間限定で実施している。場所は、神奈川県横浜市都筑区のハウジングメッセ港北インター住宅公園にあるアキュラホーム(東京都新宿区)の展示棟の木造住宅「キラクノイエ」。
同プロジェクトは「環境を軸に、経済や文化・芸術による新たな価値・賑わいを創出し続ける都市の実現」をビジョンに掲げ、横浜市民にSDGsへの理解、行動実践を促すことで「SDGs未来都市・横浜」の実現を図ることが目的。横浜市はSDGsの達成に向け、2018年6月に国から「SDGs未来都市」に選定されている。
同プロジェクトには、アキュラホーム、イケア・ジャパン(千葉県船橋市)IKEA港北店も連携している。
アキュラホームの「キラクノイエ」は、環境に配慮した木質系材料「CLT」を床、壁、天井パネルに使用。会場内には、イケアのペットボトルをリサイクルしたキッチンやPET樹脂で作った再生ポリエステル製テーブルクロスなどを展示している。ペットボトルリサイクルキッチンは50万8687円で販売もしている。
同センターは、同プロジェクト以外にも、エリアマネジメントにSDGsを活用した横浜市緑区十日市場町周辺地域における持続可能な住宅地推進プロジェクト(22街区)を進めている。市営住宅跡地1万1444.23m2に分譲マンションの建設を来年度に計画。開発事業者は8月末に決定する。
隣地の20街区には311戸の分譲マンション「ドレッセ横浜十日市場」等が9月に竣工を予定し、21街区はシニア住宅「クレールレジデンス横浜十日市場」を中心とした全213戸の賃貸住宅や戸建て住宅「ブランズガーデン横浜十日市場」を全面開業している。
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