『新建ハウジング タブロイド版』
最新号をちょっと読み!
新建ハウジング8月10日号は、夏の恒例企画「がんばる地場工務店」特集です。地域の工務店だからこその魅力を再発見・再認識させてくれる工務店5社の取り組み事例をご紹介します。
夏の特別号 「がんばる地場工務店」特集
予測される新築住宅市場の縮小や深刻化する人材(若手)・職人不足など、地域の工務店を取り巻く環境は厳しさを増す。そんな時だからこそ、本特集では、あらためて地場工務店の原点を見つめ直したい。
大きな経済の枠組みから見れば、その存在は小さいかもしれないが、地場工務店の家づくりには「顧客との親密な関係」「顧客や職人たちと“共につくる”喜び」「ダイレクトに感じられるものづくりの醍醐味とやりがい」「家族と一緒に働くことができる幸せ」など、小さいからこその魅力があふれている。 そこには、例えば会社や事業の規模が大きくなっていくときにも、地域のつくり手として失ってはいけない本質的な何かがある。
価値観やライフスタイルが多様化するなかで、生活者の側からも、大量生産・大量流通品ではない、その地域の一つひとつの家族の暮らしに寄り添う家づくりへのニーズが高まっている。 小さくても輝きを放つ、各地の地場工務店の取り組み事例を紹介する。
うそやハッタリのない職人の世界が好き
■事例1 アトリエイデア(岡山市)
「アトリエイデアは僕の夢だ」。岡山市の工務店・アトリエイデア代表の中井弓月さんは、今は亡き最愛の夫・徹さんが残してくれた言葉を胸に、経営や設計、現場監理と日々、目が回るような忙しさ追われながらも、立ち止まることなく経営者としての自分自身と自社の成長を目指す。「うそやハッタリのない職人の世界が大好き」と話す中井さんは、建築業界に対して言われがちな・・・・
■事例2 若松中村建築(三重県鈴鹿市)
若松中村建築(三重県鈴鹿市)の中村圭太さんは「自分がしたい暮らし、住みたい家を、価値観を共有できる人たちのために丁寧につくり続けていきたい」と語る。妥協をせず、つくり手としても心から納得できる仕事をすることで顧客から喜ばれると同時に、・・・・
■事例3 Smooth(スムース、群馬県高崎市)
ハウスメーカーやパワービルダーなど、棟数を追う量産型の家づくりの「真逆を突き進む」と信念を語るのはSmooth(スムース、群馬県高崎市)社長の井上直道さんだ。そんな井上さんと、同社がつくる住宅とともに井上さんの明るいキャラクターにもひかれる施主との合言葉は・・・・
■事例4 栞家建築舎(岩手県花巻市)
栞家(しおりや)建築舎(岩手県花巻市)は、今年6月に設立したばかりの新生工務店だ。同社を立ち上げた梅原哲矢さんと氏家香代子さんは、もともと同じ地場ゼネコンの住宅部門で、長い期間にわたり、2人で注文住宅を手掛けてきた。しかし、昨年末・・・・
■事例5 河合工務店(東京都中野区)
一昨年70周年を迎えた熟練の棟梁を抱える河合工務店(東京都中野区)は、環境や健康に優しい木の家を地域に供給しながら、家守り・まち守りなど「地域のホームドクター」としての役割を担い続けていくために、担い手となる若い大工や職人を育てることに新たな意欲を燃やしている。・・・・
⇒ それぞれの続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 8月10日号 夏の特別号「がんばる地場工務店」』に掲載しています。