富士経済は住宅リフォーム市場調査の結果を公表した。ピークとなる平成22年の市場規模は8兆5900億円になると見込む。新築住宅の着工が多かった1990年代の物件のリフォーム需要が今後急増、市場規模もこれにあわせて拡大するとしている。
同社によると、15年度のリフォーム市場規模(見込み)は7兆3000億円。うち戸建て分が5兆3600億円、集合住宅分が1兆9400億円。また、16年度については、戸建てが5兆4000億円、集合住宅が1兆9900億円で、全体では7兆3900億円と15年度より微増を予測。最近の市場動向については、「異業種からの新規参入も活発となり、一時期の安定期から再び拡大の方向に向かい始めている」と分析している。
部位別にみると、水回り部材の市場規模が、15年度3825億円、16年度4045億円。システムキッチンが15年度、16年度とも1070億円。トイレは15年度842億円、16年度908億円。
給湯・空調設備部材は15年度6972億円、16年度7176億円。床暖房は15年度107億円、16年度140億円。内装部材は15年度2584億円、16年度2524億円とそれぞれ予測する。
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