置き配バッグ(簡易宅配ボックス)とアプリで再配達ストレスをゼロにするサービス“OKIPPA”を展開するYper(東京都渋谷区)は8月2日、デジタルガレージ(東京都渋谷区)の不動産関連スタートアップを対象とした育成プログラム「Open Network Lab Resi-Tech」を通じ、大手不動産・建設、ライフライン企業7社とオートロックマンション向けの共同実証事業を開始した。
今回の実証実験では、パートナー企業であるライナフ(東京都千代田区)のエントランス専用IoT製品「Ninja Entrance」を設置し、同社と共同開発した宅配物の認証システムの機能を検証する。同製品の設置により、認証が完了した荷物と配送員のみ入館が許可され、外部からの入館にもオートロックマンションのエントランスセキュリティを高く維持できる。入館後は、玄関前に設置されたOKIPPAバッグに荷物を預入する。
基本的な認証の仕組みは、Yperが昨年実施したオートロックマンションの実証実験で検証済み。今回は、システム連携を強化し、住民利便性と配送効率の向上、配送負荷の軽減に関して検証を行う予定。将来的には、宅配物だけでなく、買い物代行や家事代行など様々なサービスを物件に追加でき、物件の価値上昇に繋がるサービスを目指す。
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