パナソニック電工は、カビ8種およびカビアレル物質1種を対象に、帯電微粒子水「ナノイー」を曝露した場合と曝露しない場合とで比較試験の結果を発表した。
カビの実験では、Cladosporium(クロカビ)、Fusarium(アカカビ)、Penicillium(アオカビ)、Aspergillus(コウジカビ)、Eurotium(カワキコウジカビ)、Mucor(ケカビ)、Stachybotrys(黒色カビ)、Alternaria(ススカビ)の8種を検証対象に使用。45Lボックス中で、カビ懸濁液を添加したガーゼに、15cmの距離から帯電微粒子水「ナノイー」を照射。所定時間照射後、ガーゼからカビを抽出し、平板希釈してカビ数を測定した。
カビアレル物質の実験では、Aspergillus(コウジカビ)を検証対象に使用。45Lボックス中で、カビアレル物質溶液を添加したガーゼに、15cmの距離から帯電微粒子水「ナノイー」を照射。カビアレル物質を溶出、回収してサンドイッチELISA法でカビアレル物質濃度を測定した。
検証の結果、帯電微粒子水「ナノイー」には、カビ8種に対し、カビの成長を99%抑える効果があることを確認、カビアレル物質1種に対し、カビアレル物質を93.9%抑える効果があることを確認した。
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