一般社団法人住宅生産団体連合会(阿部俊則会長)の会員ハウスメーカー17社を対象とした「経営者の住宅景況感調査」によると、2019年度第1四半期の受注実績においてリフォームは第9四半期連続で受注金額が増加となり、第2四半期も増加の見通しとなった。
第1四半期の受注実績増加の理由として「性能向上をともなったリフォーム需要が高まり、単価も上がっている」「非住宅系リフォームの受注金額増加」などが挙げられた。波があるもののプラス成長を継続している。
第2四半期の受注見通しが好調な要因としては、「10月の消費税増税前の駆け込み受注の想定」「中大規模の受注獲得」「各種補助金制度を利用した提案」が挙がっている。
戸建て住宅・分譲住宅・賃貸住宅を含む全体の第1四半期実績は、総受注金額で前年同期比10%程度以上悪くなったと回答するハウスメーカーが全回答11社中9社と多い。理由としては「戸建て住宅の集客減、賃貸住宅の駆け込み需要の反動減が棟数・金額に影響」などが挙げられた。
全体の第2四半期見通しは半数のハウスメーカーが対前年比マイナスと回答。消費税の駆け込み需要の反動減の影響。ただし、「一次取得層の需要は徐々に回復しており、マイナス幅は縮小する見通し」とする。
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