ビジネスVR大手のナーブ(東京都千代田区)は、賃貸業務に特化した新サービス「どこでも賃貸」の提供を10月1日から開始する。同社が展開する「VR内見」をバージョンアップしたもので、賃貸物件を探す顧客が自分に合った物件をより楽しくラクに選べるよう、機能を大幅にアップデートした。
顧客は、大型商業施設やコンビニなどの「どこでもストア網」を経由し同サービスにアクセス。中立的な立場で部屋探しをサポートする「どこでもコンシェルジュ」に、エリアや間取りなど希望にあった物件をリストアップしてもらえるため、不動産店舗に行く前に物件選びをすることができる。気に入った物件は、遠隔地でもVRで自由にチェック可能で、部屋探しのほとんどをワンストップで実現するサービスとなっている。物件選定後は、不動産会社にて各種手続きを行う。
同社は同サービスによって、顧客は好きな場所で自由に理想の部屋探しを行うことができ、不動産会社は負荷を軽減することができるとしている。
「どこでもストア網」の対象店舗が近くにない場合は、自宅に配送も可能。年内には大型商業施設20施設に展開予定。また、コンビニや漫画喫茶、キャリアショップなど、合計100拠点に展開していくという。
7月30日からは、同サービスの先行予約受付を開始。新規の賃貸事業者は、成約手数料を特別レートで利用できるキャンペーンを実施する。VR内見サービスを利用中の事業者は、同一料金でアップグレードする。問い合わせは、03-6635-6199または[email protected]まで。
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