iYell(東京都渋谷区)の子会社である住宅ローンの窓口(JLM)は7月29日、南都銀行(奈良市)との提携を発表した。JLMが提供する「iYell住宅ローンプラットフォーム」を通じて、住宅ローンの件数増加および業務効率化を支援する。パートナー金融機関は12行(社)目。
従来、金融機関は住宅事業者やエンドユーザーからの直接相談が主な営業手法だったが、「iYell住宅ローンプラットフォーム」上には、住宅購入や住宅ローン借り換えの見込み客データベースがiYellのサービスである「いえーる ダンドリ」や「住宅ローンの窓口online」などから自動的に流入することで、金融機関にとって新たな営業チャネルとなる。
南都銀行は新たな案件獲得チャネルを作れるほか、書類の取得や補完を住宅ローンのプロが行うため、書類が完備された状態で受け付けができ、案件処理時間の短縮につなげられるとする。また、「iYell住宅ローンプラットフォーム」では、取り引きに連動したシステム利用料が発生するため、固定費用の削減が可能。中立的な立場の案件処理によって不正リスクの軽減にも効果的とする。
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