人材紹介事業を行うヒューマンタッチ(東京都新宿区)は7月26日、建設業界の人材市場に関する最新の公的データをまとめた『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2019年7月』を発表した。
厚生労働省による「労働経済動向調査」の主要産業別「労働者過不足判断D.I.」推移によると、建設業は前回調査(2月)から11ポイント低下して54ポイントとなり、人手不足感がやや弱まった。
建設業の職種別「労働者過不足判断D.I.」では、建設技術者が64ポイントと前回調査並みに不足感が強かった。技能工は前回調査の71ポイントから11ポイント低下して60ポイントとなり、人材不足感は弱まりつつあった。
総務省・厚生労働省が6月28日公表した建設業界の最新雇用関連データによると、建設業の就業者数は499万人(前年同月比101.0%)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。ハローワークにおける新規求人数は6万8831人(同97.9%)と減少した。
建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は前年同月比0.57ポイント増の5.92倍。48カ月連続で前年同月を上回っており、専門的・技術的職業の中で最も高い倍率となった。建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、同0.58ポイント増の5.21倍。こちらも49カ月連続で前年同月を上回っており、厳しい人手不足の状況が長期化している。
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