積水化学工業(大阪市)は、鉄骨系ユニット住宅「パルフェ-bjスタイル」の子育て家族向けの平屋シリーズ「新そだての家」を、7月26日から全国で発売した。
同住宅では、近年多発する自然災害に備え、在宅避難を可能にするためのレジリエンス機能を強化。基礎内の床下スペースに「飲料水貯留システム」を設置することで、居住スペースを損なうことなく断水時でも24リットルの飲料水を確保できる。また、「VtoHeim」と接続する電気自動車を蓄電システムとして活用することで、停電時の電力供給と移動手段の確保を可能にしている。
外観についても、多様化する趣向に対応するため、深い彫りと陰影感が特徴の「ジオマイト外壁」を導入したほか外構メニューを拡充。デザイン性を大幅に向上させた。間取りには、同社調査研究機関である住環境研究所(東京都千代田区)内の「生涯健康脳住宅研究所」が提案する「話食動眠(わしょくどうみん)」の考えを反映。家事をしながらでも家族と会話がしやすいキッチンダイニングなど、生涯にわたって健康な脳を保っていくための暮らしを提案している。
初年度の販売目標は年間300棟。販売価格は1坪あたり83万円台から。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。