スリーエム ジャパン(東京都品川区)は、内装パネルを接着施工できる両面テープ「3M VHBテープ Y-4800-12建築パネル仕上げ用」を8月1日に新発売する。
VHBテープは同社が30年以上前から販売している強力両面テープ。新製品は、これまでのVHBテープよりもさらに粘着強度を高め、石膏ボード、メラミン化粧板、アルミ複合板など幅広い材質に接着できる建築パネル仕上げ専用の両面テープとして発売する。
テープをはがすときも剥離紙が途中で切れることなく一気にはがせるよう改良した。従来の内装パネルは、仮止めテープを施した上で、接着剤を使って施工していたが、両面テープのみで施工できるようになったことで、作業工程が減り、施工時間の短縮や作業者の負担軽減、接着剤の管理経費の削減になり、同社の試算では人件費などのコストが15%以上低減するという。
両面テープは、パネル1枚(910mm×2420mm)あたり1本(1cm幅×10m)の使用で、2.0t以上の引張強度を持つ(壁・天井ボード用接着剤のJIS規格・JIS A5538相当)。価格は1本1000円(メーカー希望小売価格・税抜)。同社では、本製品で建築内装分野への本格参入を図る。
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