野村不動産(東京都新宿区)は、マンションの購入を希望している20代から50代のビジネスパーソン男女500人を対象に「マンション購入に関する調査」を実施し、その結果を発表した。都市近郊か郊外、どちらのマンションを購入しようと考えているか尋ねたところ、約8割が「都心近郊」(78%)と回答。理由としては、「交通の利便性があるから」(81.3%)が最も多く、次いで「資産価値が落ちにくいから」(53.7%)となった。
新築マンションと中古マンションではどちらの購入を検討しているか尋ねると、「新築」が50%、「中古」が20%と、2倍以上の差がついた(「新築マンション」「中古マンション」「どちらも検討している」から選択)。新築派の理由としては、「資産価値が下がらないから」「維持費がかからないから」などが挙げられた。
マンション購入を検討している理由の第1位は「資産になるから」(43.2%、)、2位は「老後に適した住宅に住みたいから」(31.8%)。予算は「3000万円以上~4000万円」(24.6%)が最も多かった。4000万円以下で検討している人が多い一方で、27.4%の人は4000万円以上と回答。4人に1人以上が“高級マンション”の購入を視野に入れていることがわかった。
老後に住むという限定したシチュエーションを仮定した場合、どのような点が重視されるのかも調査。結果は、「交通の利便性(66.6%)」が最も多く、「周りの環境」(55.4%)、「価格」(53.2%)、「治安」(45.8%)と続いた。価格を除くと、便利さや住みやすさを重視する傾向にあるとする。
マンションを購入した場合、親との同居についてについてどのように考えているかを尋ねたところ、「同居したくない」が約6割という結果だった。
調査期間は6月26日~28日。20歳~59歳のマンション購入を希望しているビジネスパーソン男女500人を対象にインターネット調査を実施。同社が運営する、名古屋都心の複数物件を展示案内できる常設型モデルルーム「プラウドラウンジ名古屋」のリニューアルオープンに合わせて行われたもの。
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