建売住宅のプロデュースを行うハウスブレイン(大阪市)は、建売住宅の設計力と営業力の向上サポートシステム「COCOCHI-SYSTEM」の提供を本格化している。
「COCOCHI-SYSTEM」は、住生活の心地よさと環境に配慮した家づくりが今後重要になるとして、月1回5時間ほどの6カ月間独自の研修を出張研修としてパッケージ化したもの。建売物件について具体的商品化手法の策定や環境配慮型住宅の設計指導を行う。電話やFAXでの指導も選択することができる。現在、加盟会社は4社。年間販売棟数150棟ほどの住宅会社や不動産会社など。
同社の菊池啓太社長は、「販売戸数減と土地仕入れ価格上昇の中、建売住宅市場は7000万円以上の高額物件と4500万円以下のローコスト住宅に二極化している」とし、「高額物件には手が届かないが戸建て住宅に住みたい施主のための4500万~7000万円の高付加価値建売住宅市場が狙い目」と分析する。対象は世帯年収800万~1200万円の共稼ぎ世帯。
菊池社長は、「FC加盟しても工務店自身がFC活用できる人材が育っていない。組織力を強化する営業力、企画力の強化、人材育成が必要」とし、営業力を強化する同システムのメリットを強調する。
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