一般社団法人 日本不動産研究所(東京都港区)は、2011年上期の東京23区におけるマンションの市場動向を調査・集計した「住宅マーケットインデックス」をまとめた。
まず、都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷区)のマンション価格をみると、東日本大震災の影響もあり新築・中古ともに大型・標準タイプの価格が下落に転じた。総額が大きい大型タイプの下落幅は10%を超えた。一方、小型タイプは安定しており新築で約2%上昇、中古でも横ばいだった。
東京23区でみると、マンション価格は新築・中古ともに下落。これも大震災の影響が考えられ、大型タイプの下落幅は大きかった。
調査は、アットホームとケン・コーポレーションの提供による事例データをもとに、マンションの賃料・価格・平均利回りについて、新築・中古別、大型・標準・小型のタイプ別に半期ごとに実施したもの。
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