建設業界に特化したソリューションサービスを提供するBRANU(東京都港区)はこのほど、ITやIoTを活用して働き方改革や生産性の向上を実現していくことを目的とした建設業向け課題解決プラットフォーム「CAREECON 建設DX Platform」構想を明らかにした。同プラットフォームにおいて、建設業界に必要な施工管理、事務作業、人材採用、マーケティング、営業活動の活動すべての分野を支援サポートする。
同社は、2014年に建築業界の人出不足解消を目的とした、無料人材マッチングサイト「CAREECON(キャリコン)」を運営しており、同プラットフォームと連動させる。現在、登録会員は1600社。月100社のペースで登録社数が増えており、月150件ほどの人材募集案件が掲載されている。
同社は、HTMLやCSSといったサイト制作の専門知識がなくてもホームページを自動作成できるシステム(CMS)に連動したマーケティングオートメーションツール「eat」、施主と施工店をつなぐマッチングプラットフォーム「HUNDY」サービス等を3000社以上の建設会社に有料提供しているが、これらの業務効率化ツールも同プラットフォームと連動させて有料でサービス提供する。ホームページコンテンツ作成も平均200万円で請け負っている。
年内には同プラットフォームにおいて、施工管理や業務管理、人材採用ツールサービスを提供する予定。
ブラニュー名富達哉CEOは、「人出不足解消や業務効率化により、無駄な業務を取っ払うことでクリエイティブな仕事に集中できる環境が生まれる可能性がある」とし「かっこいい業界をめざしたい」と強調する。
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