リクルート住まいカンパニー(東京都港区)は、住宅の購入・建築、リフォームを検討している20歳~69歳の男女を対象に実施した「住宅購入・建築検討者」調査(2018年度)の結果を発表した。一戸建て派は69.3%と調査開始以来最も高くなった。一方、2014年以来減少が続くマンション派は、21.4%と過去最低だった。
購入検討状況は「新規購入」が61.2%、「買い替え」が29.3%となった。「買い替え」は前年より6ポイント増加。新築・中古のどちらを希望しているかを尋ねたところ、新築派が79.4%、中古派が7.3%。エリア別でみると、東海で新築派が多く、札幌で中古派が多い。駅からの距離と内装・外装・住宅設備の優先順位については、一戸建てメイン検討者が「駅からの距離」よりも優先するのは、「耐震性能」「エコ性能(断熱性・気密性)」。マンションメイン検討者が「駅からの距離」より優先するのは「耐震性能」のみで、一戸建てメイン検討者よりすべての項目で「駅からの距離」の優先度が高かった。また、男性は女性よりも「駅からの距離」を優先する傾向が強く、「耐震性能」を優先する割合は女性より17ポイントも低かった。
DIYの認知度は98.3%。4年連続で上昇し過去最高値となった。ライフステージ別では独身の男性、年代別では30代がDIYへの関心度が高いという結果だった。
住宅購入に関する税制・優遇措置についての理解状況としては、住宅ローン控除の概要の内容認知率は64.3%、関心度は45.8%だった。
調査期間は2018年11月5日~13日(11月2日~13日にスクリーニング調査を実施)。有効回答数は1307件。
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