ハウスメンテナンス総合サービスを手がけるバーンリペア(東京都新宿区)と建設業向けクラウドサービスを提供するフォトラクション(東京都中央区)は、住宅市場における品質向上のためのサービスを共同開発し、7月16日に販売開始した。
新サービスは、年間2万件超というバーンリペアの検査業務ノウハウを、フォトラクションの建設業向けクラウドサービス「Photoruction」に搭載して販売することで、住宅建築市場のデータ経営を促進するもの。同サービスを利用する工務店は、バーンリペアの検査員が検査した結果をアプリ上で簡単に確認できる。検収も指摘項目ごとにボタン一つでリアルタイムに行える。工事で修復が必要な箇所をまとめたいわゆるダメ帳もワンクリックで出力できる。
さらに、検査結果のデータベースが構築されることで、協力会社ごとにこれまでどれだけの指摘があったか、どのような指摘が多かったかなどを確認できる機能も今後リリース予定。同サービスの利用期間中は、写真管理や工程表作成を始めとする『Photoruction』の施工管理向けの機能を全て利用できる。
両社は今後、同サービスを検査業務へ展開するとともに、検査業務を通じて蓄積したデータの人工知能による解析など、先進的な技術開発も行っていく。
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