アイカ工業(愛知県名古屋市)は、耐久性・意匠性にすぐれるアクリル樹脂ベースの透湿外断熱システム「パッシブウォール」を発売した。
野原産業エンジニアリング(東京都新宿区)が保有していた「パッシブウォール」の販売権利を譲り受けたもので、コンクリート建築物の外壁の外側に発泡ポリスチレン断熱材を張り、被覆材(ベースコート)を塗布し、補強メッシュを埋め込んで仕上げ塗材をほどこす密着型湿式外断熱工法。
北米と欧州の長所を取り入れつつ、開口部からの燃え広がりを防止する自己消火性を高めるなど日本の建築向けに最適化した。また、カーボン入り断熱材を採用することで、通常のEPSよりも最大20%高い断熱効果を発揮するという。
仕上げ塗材は、JIS A 6909に準拠する国産で、全自動調色に対応。可とう性、防藻・防かび性、低汚染性にすぐれる。
設計価格1万8000円/m2〜。
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