TOTO(北九州市)は、広島県廿日市市と協働で、世界遺産・嚴島神社を有する観光地・宮島に「TOTO宮島おもてなしトイレ」を設置する。8月1日オープン。
「TOTO宮島おもてなしトイレ」は、トイレを中心とした観光客の利便性向上のための2階建て複合施設。1階部分の表参道商店街側半分が“観光案内、奥側半分が”トイレ“、2階は“休憩スペース”となっている。TOTOのパブリックトイレ用の最新器具を採用し、訪日外国人からも設置が望まれている温水洗浄便座「ウォシュレット」を全トイレへ設置した。多機能トイレへの利用集中を緩和する「男女共用個室トイレ」も設置。また、洗面とは別にスタイリングコーナーを設置するなど、トイレの使用目的(用足し、洗面、身づくろい)に応じて動線を分離したという。
個室内を含めた随所の内壁には大型陶板「ハイドロソリッド」を採用。TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」による防臭・防汚性能があるため、観光地トイレの悩みのひとつである臭いや汚れの抑制に貢献するとしている。トイレの個室内には小型の液晶モニターを設置。トイレの使い方案内や宮島の観光情報などを入室者に応じて投影するという。
外観は、街並みに調和した伝統的な木造建築で、宮島の伝統的な民家の空間構成である「ミセ・オウエ・ザシキ」を意識した空間コンセプトになっているという。
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