大和ハウス工業(大阪市)は、千葉県船橋市の「AGCテクノグラス中山事業場」跡地での同社大規模複合開発プロジェクト(船橋塚田プロジェクト)において、実質再生可能エネルギー電気を100%供給するまちづくりを7月から開始した。
同プロジェクトは、東京ドーム約1.2個分の事業面積に、分譲マンション(571戸・11階建て)、賃貸住宅(低層39戸・3階建て4棟、中高層223戸・11階建て)、戸建て住宅(26区画)、商業施設を計画。同社環境エネルギー事業部等を通じて、各住宅や共用部、街灯で利用する再エネ電気を供給する。居住街区および商業施設施工時の工事用電源にも同電気を利用する。
今回供給する再エネ電気は、同社グループが管理・運営する再生可能エネルギー発電所「菅沼水力発電所」(岐阜県飛騨市)で発電したもの。環境価値の由来となった発電所を明らかにする非化石証書(トラッキング付)を購入することで、再エネ電気のみを利用するまちづくりを実現するとともに、国際イニシアティブ「RE100」のルールに準拠した仕様となっている。
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