秩父新電力(埼玉県秩父市)は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)による10年間の買取期間が満了する客(卒FIT)を対象に、太陽光発電の余剰電力買取サービスを11月から開始する。また、サービス開始に向けて7月16日、100名を上限に事前申込みの受付を開始する。
今回受付を開始するプランは「ちちぶEcoサポータープランA」と「ちちぶEcoサポータープランB」。プランAでは、同社が余剰電力を8.7円/kWhで買い取り、ちちぶ地域で地消することで、ちちぶの低炭素化を推進する。契約期間は、契約日から当該年度の末日まで。
プランBでは、余剰電力を8.5円/kWhで買い取って地消するとともに、地域通貨3000円分(年間0.5円/kWh相当)を契約時にプレゼントする。地域通貨は秩父市内約460店舗で利用可能。契約期間は契約日から2年間。両プランとも、対象地域は埼玉県および東京都(島嶼地域を除く)。
同社は、パリ協定での日本の目標(2030年度の温室効果ガス排出を2013年度水準比26%削減)を念頭に、ごみ発電による電力の地産地消などによってCO2排出係数を従来比22%削減する予定。加えて、卒FIT太陽光発電100件の契約により、更に約2%削減できる見込みとする。
同社は今後、両プランに加えて、電力供給と余剰電力買取のセットプランなども順次受付を開始する予定。
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