エー・エス・ディ(横浜市)は6月25日、住宅建築の現場の質向上に向けた検討を行っている同社主催の「現場活性化研究会」の第7回として、ワーキンググループ(WG)「工事監理リスクを考える会」を開催した。
同WGでは、建築基準法に基づき認められている仕様への不適合により発生する問題点や、工事監理ガイドラインに基づき報告書を確実に残していくための構築について、手引書や施工管理チェックポイントマニュアルを用いた再発防止策を検討。工事監理リスクについての意見交換を行った。
参加者からは「とても勉強になった。現場が分かる設計者にならなければいけない」「様々な視点での意見が聴けて、とても有意義だった」といった声が聞かれた。また、アンケートでは、戸建て住宅の工事監理を改善すべきかとの質問に「改善すべきである」との回答の声が多数あがった。
同WGは今後、住宅のガイドライン項目の選定を行い、工事監理リスクの削減・システムへの反映を目指す。追加でメンバーを募集し、意見交換の場を継続的に設ける。
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