国土交通省は7月2日、2019年版国土交通白書を公表した。これからの生活空間のあり方を分析し、新しい時代の施策の方向性を示した。未来の住宅に望むこととして、「自分の好みで変えられる」ことや「伝統・自然と快適さ」「AI/IoTで快適」に暮らせることを支持する意見が多かった調査結果などを紹介し、リノベーションや新しい技術(AI等)の活用を通じ、居住者の感性(美意識)がより反映される「住空間」の創出が必要だとした。
新しい時代に求められる「豊かな生活空間」として、日本人の感性(美意識)を今以上に取り込むべきと考える人の割合がすべての年代で約8割であることや、将来住んでみたい街の特徴として、「きめ細やかな配慮がある」「自然・歴史・伝統を感じる」ことを希望する人が約8割に達していたことなども紹介している。
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