経済産業省・資源エネルギー庁は7日、全国の大手電力会社8社が実施した今夏の電力需給対策の総括を発表した。
このうち東京電力・東北電力では大口・小口・家庭の各部門で対前年比15%削減の需要抑制目標を設定。大口については電気の使用制限をじ実施した。これにより2社管内では、対策を開始した今年7月から9月2日まで、東京電力で平日の平均値で21・9%削減、東北電力でも21・3%の削減を達成した。
関西電力でも、需要抑制目標を対前年比10%削減を目標をかかげ、その結果平日平均で対前年比12・5%を達成した。
このほか目標値を定めなかった5社でも、中部電力で同13・4%減、北陸電力12・0%減、中国電力11・6%減、四国電力9・9%減、九州電力10・3%減となった。
同庁は、国民や産業界の節電への協力や、昨夏と比べ気温が低めに推移したこと、また機動的な電力融通により、計画停電や大規模停電を回避できたとしている。
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