大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、建設現場の働き方改革として、建物の天井施工作業の負荷を軽減できる「天井施工アシスト機器」を開発した。7月1日から同社施工協力業者を対象に先行販売する。一般販売開始は10月1日。
「天井施工アシスト機器」は、建物の天井施工作業時に天井パネルや石膏ボードを天井まで持ち上げて固定する「(新型)天井ボードリフター」と、床からでも容易にビスが打てる「天井ビス打ち機」を組み合わせ、高負荷作業を軽減するもの。前者はマックス(東京都中央区)の製品を同社と共同で改良、後者は日本パワーファスニング(大阪市)と共同で開発した。
両機器とも脚立での作業が不要で、床から作業ができるため墜転落のリスクを軽減できる。また、職方1人での軽作業が可能となり、熟練工レベルの品質を一定に確保できるようになる。
希望小売価格は「(新型)天井ボードリフター」が24万8400円(税込)、「天井ビス打ち機」が22万6800円(同)。
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