社団法人プレハブ建築協会(東京都千代田区)は、プレハブ住宅メーカー100社を対象に、平成22年度(平成22年4月〜23年3月)の販売動向・生産能力を調査した。
それによると、平成22年度のプレハブ住宅の販売(完工)総数は13万3436戸で、対前年度比9.8%減少した。全新設着工戸数に占めるプレハブ住宅の割合も16.9%と前年度より2.8ポイント下降。
構造別にみると、10期連続で減少が続いていた木質系住宅が1万3030戸で、久しぶりの微増となった。ただ鉄鋼系住宅とコンクリート住宅はともに減少した。
建て方別にみると、戸建て住宅が45.1%で前年度より5ポイント上昇。一方、低層・中高層の共同住宅はいずれも低下した。
また上位社の販売占有率をみると、戸建て住宅では上位10社が99.2%を占め7期連続で90%台をキープ。大きな寡占化は変わらなかった。
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