ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)は、2019年5月、家価値サポート(東京都品川区)を子会社として新設。6月25日、同社の今後の方針を発表した。長期修繕計画、住宅履歴管理、定期点検、防蟻保証を付け、生涯顧客化を徹底し、工務店のストック型ビジネスモデルへの転換準備をサポートしていく。
新築引き渡し後1つの物件から30年間で発生するリフォームやメンテナンスの売り上げは800万~1000万円と言われる中、適切なタイミングや頻度で顧客接点を持てず、多くの機会損失をしているのが工務店の現実。家価値サポートは、工務店における生涯顧客化によるリフォーム受注・紹介獲得力の向上、アフターメンテナンスにかかる工数・人件費コストの削減推進をめざす。
家価値サポートが提供する戸建て住宅向け総合アフターサービス「家価値60年サポート」は、新築時に住宅を提供してから60年間、顧客が安心して暮らせるように住生活をサポートするためのアフターサポートの仕組み。大手住宅メーカーは長期保証制度として取り入れている。工務店1社ではできない長期住宅サポートを仕組み化し、新築受注の競争力を維持するものとして注目されている。
すでに、全国の工務店を中心に414社(2019年6月20日)が「家価値60年サポート」を活用。3年後にはユーザー社数1000社、管理棟数1万戸を目標にする。
7月5日から「家価値60年サポート」の効果的運用を目的としたOB顧客構造化研修を東京、福岡、岡山で開催する予定。
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