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暮らしに対する価値観を共有する人たちによるコミュニティーが育つまち―。そんなコンセプトを持つ分譲地の開発が山形市内で進められている。
地元の建設会社・荒正(山形市、須田和雄社長)が、東北芸術工科大学(同市)やアウトドア製品メーカーのスノーピーク(新潟県三条市)、エネルギーまちづくり社(東京都港区)と協力し、「山形エコタウン前明石」19区画の建売分譲を行うプロジェクトだ。このほど分譲地内のモデルハウス3棟が完成したことから、6月第4・5週末(各土日)の4日間、“まちびらき”と銘打った完成見学会を行った。荒正の社長の須田さんは「楽しくて、快適で豊かな暮らしを地域に広げていきたい」と力を込める。
G2超の住宅を建売分譲
同プロジェクトでは、スノーピークが提唱する「“野遊び(アウトドア)” を楽しむ」ライフスタイルを提案しながら、HEAT20のG2レベルを上回る高性能エコハウスで街並みを形成するという、これまでの建売分譲地にはなかったあり方を示す。また、区画の間には塀を設けず、カーポートもなるべく設置しないようにし、一方で街区全体を一体化するような小道(歩道)・共有スペース、植栽を配置するなど、景観や街並みにあわせて、同時に良質なコミュニティーが自然に育まれていくような“仕掛け”も施す。
アウトドアセットを住宅とパッケージで提供
オープンの22日、シェードがかかったモデルハウスの木製デッキにはバーベキューセットが並び、家の周りのあちこちにキャンプで使うテントが張られるなど、一般的な住宅見学会ではあまり目にしない光景が広がっていた。会場には小さな子ど もを連れた20~30代を中心とするファミリー層が続々と来場。スタッフから、アウトドアのセットがあらかじめ住宅にパッケージとして含まれていて、「目にしている状況が今だけでのものではなく、街並み(分譲地)が完成した後も、住んでいる人たちによって日常的な風景として再現されるはずです」と聞かされると、「へ え、面白い。近所同士ですぐに一緒にバーベキューをしたり、キャンプに行くようになっちゃいますね」と盛り上がっていた。
荒正は、非住宅の公共・民間建築や介護、林業、農業など幅広い事業を手掛ける地場ゼネコン。住宅については、高断熱高気密の「ファース の家(ファース工法)」を注文で年間 ・・・・
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