一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は6月19日、第11期定時社員総会を開催し、2030年までの長期事業計画を明らかにした。質の高いリフォームの提供と事業者の明るい未来の創造を基本方針とし、既存住宅ストックの活用という住宅産業の大テーマを踏まえ、リフォームで既存住宅を蘇らせ、資産価値向上、リフォーム産業の発展と社会貢献を目指す。
計画策定にあたっては、2018年6月に未来戦略室PJを設立。1年間、同協会の未来戦略となる長期事業計画の準備を進めてきた。ビジョンの具体化に向け、専門性と学び(質の高いリフォーム事業者の育成)、多様性ある交流(出会いと気づきと人脈づくり)、組織強化(社会環境の変化に対応した組織づくり)の3つを活動の柱に置く。
「リフォームで家が変わると暮らしが変わる」を生活者へのメッセージとし、きちんと手入れをして長く大切に使う住宅ストック時代にふさわしい住宅リフォームの普及を進める。
同ビジョンに基づく事業計画として、2019年新たにジェルコ事業創造PJを立ち上げ、採算性のある新規事業の創出に向けた検討を進める。IT活用による性能向上リフォームの均一化システムの開発も検討する。会員増強活動として会員増強セミナーを全国9会場で開催し、新たに27社の新会員獲得を目指す。
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