SUVACO(スバコ、東京都港区)は6月20日、同社が運営する家づくりマッチングサービス「SUVACO」に登録されている「フルリノベーション事例」の傾向についてまとめ発表した。リノベーション前後の部屋数が明らかになっている658事例について、部屋数の増減を調べたところ55.9%が部屋数を減らしていた。部屋数を増やしているのはわずか5.8%で、リノベーションによって部屋数を減らし開放的な空間を活用している人が多いことがわかった。
居住者タイプ別では、単身者と夫婦・カップルの7割以上が部屋数を減らしており、居住人数が少ない場合ほど空間を広く使う傾向が見られた。2LDK~4LDKの家を1LDKに変更した実例では、室内壁やロフトなどで用途に応じたスペースをゆるやかに確保し、それぞれの居住人数と将来のライフステージに対応できるよう工夫が施されていた。
同社は、住み手の意識が個室を多く持つことが豊かだとされたnLDK志向から変化してきていると指摘。リビングを広く開放的になるようにリノベーションし、料理や食事、仕事、勉強、趣味、寝るなどのさまざまな用途に使用する事例が多く、今後もこうした傾向が続くとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。