住宅FC「LIFE LABEL」や「Dolive(旧RE住むパートナーズ)」を展開するベツダイ東京はこのほど、コーポレートブランディングの新しい取り組みを始めた。「暮らしを楽しむことを体現する」ことをコンセプトとした企画で、実際の一軒家を拠点に、同社のPR担当の女性社員7人が中心となって、自ら楽しみながら「暮らしの楽しさ」を発信していく。
発信の拠点となるのは、東京の東部の街、押上にある3階建ての一軒家。広い屋上があり、改装もできる物件だ。7人のメンバーのうち、2人が実際に住みながら、思いのままにDIYで改装していく予定だ。プロジェクト名は、場所にちなんで「押上娘荘(おしあげむすめそう)」。
この取り組みを通して「ベツダイ東京が、楽しいチームであることを知ってもらう」ことが主な目的。同社は、ライフスタイル発信を核としたマーケティング戦略にたけている。自社だけでなく、ライフスタイルショップなど、さまざまな企業と協働したプロモーションを展開しており、協業先や取引先に向けて、この企画では「スタイリッシュに見せるのではなく、自分たちの生の姿を伝えていく」ことで、「人としての部分」を発信して共感してもらい、このチームと一緒に取り組みたいと思ってもらうのが狙いだという。
登場する7人には、キャラ設定があるが、すべて実像に基づいたもの。それぞれの個性の延長線上で、暮らしを楽しむ生の声を伝えていく。
DIYだけでなく、料理や音楽などそれぞれが好きなことを、自分たちも楽しみながら、発信することで顧客との心理的な距離感を詰める。
既存の会員からの反応を中心に、この新たな試みに対する反響は大きかったといい、コーポレートサイトへのアクセスも倍増したとか。会社の発信だけでなく、個人個人の発信を通して、多くの人に応援、拡散してもらう。実際に住み込む同社のPR担当社員の松本さんと関根さんは「プライベートと仕事の垣根を意識せず、楽しさを伝えていきたい」と意気込む。
※新建新聞社が主催する「チカラボスクール」で、ベツダイ東京が取り組む最新のライフスタイルマーケティングの考え方などを半日かけて掘り下げる特別セミナーを6月26日に開催します。詳しくは専用ページから
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