ワールドハウジングクラブ(東京都中央区)は6月17日、住宅キット販売プラットフォーム「HOME i LAND」を10月から始動すると発表した。今回のサービスリリースに先立ち、建築設計コンペ「HOME i LAND competition 2019」を開催。「住宅+β(ベータ)」をテーマに、α(アルファ)よりもさらにもう一段階変化する要素を住宅にとりいれた、ユニークで創造的なアイデアを募集する。受賞者には賞金に加え、「HOME i LAND」への出店権とロイヤリティーの取得権を贈呈。作品を全国販売できるようになるほか、広報・カタログ掲載などによるプロデュース支援も行う。応募期間は8月31日まで。
「HOME i LAND」は、「未来の家をシェアできる島」をコンセプトに開発されたプラットフォームで、企画住宅の販売から施工までに必要となる設計案や建材などを全てパッケージ化した“住宅キット”の住宅業者間共有が可能。
販路を持たない設計士・ビルダー・デザイナーなどは設計案を全国で販売できるようになるほか、ハウスメーカー・工務店などは設計案を利用することで、企画住宅の営業から施工までを自社で行えるようになる。同社は、適正価格での住宅供給と利益確保を実現するとともに、住宅業界が抱える人口減少および職人・情報の不足といった問題の解決につながるとしている。
中小ビルダー・設計士などの建築従事者を対象にした、「HOME i LAND」活用セミナーを7月から順次、全国で開催予定。セミナー詳細はこちら。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。