建設業界に特化した基幹システムなどを開発・販売するエニワン(大阪市中央区)は6月12日、3年~5年以内に家を建てた人を対象に実施した「一戸建て住宅建築会社の選び方に関するアンケート」の結果を発表した。
「一戸建て住宅建築会社を決めるまでに、何社比較しましたか」と質問したところ、6割近くが『2~5社』と回答した。「どこで家を建てましたか」との質問では、『ハウスメーカー』が58.7%、『工務店』が38.5%、『その他』が2.8%だった。「工務店に関する最初の情報をどこで得ましたか」との質問では、『紹介』が51.5%で最も多く、次いで『チラシ』(23.4%)、『まとめ情報サイト』(11.1%)と続いた。
工務店とハウスメーカーのそれぞれを選んだ人にその理由を聞いたところ、工務店の場合は『親身で融通がききそうだった』が55.0%で最多。次いで『設計の自由度が高い』(28.3%)、『比較的価格が安かった』(26.4%)、『地元の気候や風土を理解している』(23.0%)、『職人気質で仕事が丁寧』(22.0%)といった意見が多かった。
一方、ハウスメーカーの場合は『会社としての安心感が高い』(32.4%)、『親身で融通がききそうだった』(32.3%)、『ノウハウが豊富』(29.0%)、『設計の自由度が高い』(25.6%)、『インターネットで情報を得やすい』(22.8%)といった回答がみられた。
また、ハウスメーカーを選んだ人に「工務店を選ばなかった理由」を聞いたところ、『価格設定がわかりにくい』(23.9%)、『情報がわかりにくい』(21.6%)、『アフターフォローをしてくれるか心配』(16.8%)、『施工技術レベルに不安がある』(13.3%)といった回答が多かった。
一方、工務店を選んだ人に「ハウスメーカーを選ばなかった理由」を聞いたところ、『比較的価格が高い』(34.7%)、『強引な営業が苦手』(20.0%)、『自由度が低い』(16.3%)、『アフターフォローをしてくれるか心配』(9.4%)といった意見が挙がった。
同調査は6月6日~6月7日にインターネット調査によって実施したもの。調査人数は1079人だった。
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