ダイキン工業(大阪市)は、共働き世帯の男女400人を対象に行った「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」の結果を発表した。住宅内の空気に関する困りごととして最も多く挙げられたのは「結露」(24.8%)だった。「温度差」(17.0%)、「乾燥」(15.5%)、「湿気がたまりやすい」(14.0%)、「カビ」(11.3%)と続いた。
洗濯物の部屋干しの実施状況について聞いたところ、「毎回部屋干ししている」世帯(22.8%)と、雨の日など「状況に応じて部屋干しすることがある」世帯(62.0%)を合わせた「部屋干し実施世帯率」は84.8%にのぼった。
部屋干しをしている場所として最も多かったのは「リビング」(46.6%)。次いで「空き部屋」(22.7%)、「寝室」(21.5%)、「浴室」(19.8%)となった。部屋干しをする時に気になること、困っていることの回答としては、「場所をとる」(41.6%)が最多で、「カラッと乾かない」(41.3%)、「洗濯物が臭くなる」(38.3%)と続いた。
部屋干し時に気を付けていることを尋ねると、23.9%が「何もしていない」と回答。7割以上の人が、部屋干し時に何らかの工夫をしていると答えたが、具体的な工夫の実施率が総じて低い(3割未満)ことから、同社では、部屋干しの困りごとに対する決定的な解決策は見つかっていない状況にあるとしている。部屋干しに対する満足度としては、「全く満足していない」と「あまり満足していない」を合わせた「部屋干し不満足率」は5割を超えた。
調査期間は4月19日~20日。首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の核家族世帯の既婚男女400人を対象に、インターネット調査を実施した。
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