ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は6月4日、IT技術を駆使して有用性や付加価値を高めた先進的サービスを提供する取り組み「不動産テック(ReTech)」の業界トップ水準を実現するため、IT成長戦略における「5本の矢」を決定したと発表した。今後、「5本の矢」の取り組みを社内外へ推し進めることで、最短で年間販売棟数5000棟を目指すとしている。
1の矢は「商品力向上」。AI(人工知能)、IoT、VRなどの活用により顧客の課題をダイレクトに解消し、選ばれる商品競争力を確立するもの。2の矢は「高回転経営」。AI、BI(ビジネスインテリジェンス)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用したデータドリブン経営により、利益・財務体質の大幅改善を目指す。3の矢は、「ビジネスアーキテクチャ変革」。ストック型ビジネスを新たな軸とした売り上げを構築する。4の矢は「データx経験知ハイブリッド活用」。IT施策をグループ・加盟店へ横展開することによるシナジー増強を図る。5の矢は「加盟店への住宅購入見込み客送客機能」。新しい検索基軸を導入した次世代ポータルサイトの開発を進める。
同社は、2018年10月にIT推進室を設置。IT分野における知見と経験を積んだスペシャリスト人材を招聘し、IT化を推進してきた。
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