国土交通省が5月31日発表した4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比5.7%減の7万9389戸だった。持家は増加したが、貸家と分譲住宅が減少したため総戸数は5カ月ぶりに減少した。季節調整済み年率換算値は、前月比5.8%減の93.1万戸。
利用関係別戸数は、持家が2万5436戸、前年同月比9.2%増で7カ月連続の増加となった。国土交通省では、増税を踏まえた各種支援策が出揃い、その内容も充実していることから駆け込み需要は限定的であるとの見方を示す。実際、前回の増税半年前の2013年10月の持家の新設着工戸数は前年同月比17.6%増と大幅な増加がみられた。
貸家は2万9511戸、前年同月比16.7%減で、8カ月連続の減少。分譲住宅は2万3411戸、同6.0%減で9カ月ぶりの減少となった。マンションは減少したが、一戸建住宅は3.0%増の1万2698戸で5カ月連続で増加した。
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